2015/03/06
電子化が進み、“手で書く”という機会が減ってきている昨今ですが、
フリクションは9年の間変わらず人気を博しています。
なぜこんなにも世界中に愛されるフリクションになったのか、
その開発者の想いや世界へ通用した技術についてお話ししたいと思います。
フリクションは2006年にフランスで発表されて以来、9年間世界中で愛されています。
今や世界100ヵ国以上で販売されており、日本国内では2007年3月にフリクションの発売が始まりました。
「消せるボールペン」というものは、1980年代から発売されていましたが、
従来の「消せるボールペン」は水性のインキを使用していました。
その水性インキの水分だけが紙に染み込み、色素の部分が紙の上に残るような仕掛けにし、
最後にその色素を消しゴムなどで擦ることによって削り取るというメカニズムでした。
しかし、上記の方法ですと消しゴムを使わなくとも指などで擦っても消えてしまう、
というような問題が起こっていました。
それ故に、「消せるボールペン」はすぐに人気を落としてしまい、
「消せる」ではなく「すぐに消えてしまう」というイメージがついてしまっていました。
そんな中、PILOT社では独自の方法でボールペンを消すメカニズムを開発しました。
→②につづく
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